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食中毒の脅威と予防方法

春から夏にかけて、気温と湿度が上がる為、菌が増殖しやすくなり食中毒の危険性が高まります。食中毒というのは、細菌などが付いた食品や、有害物質などが含まれている食品を口にして起こる、腹痛や下痢などと言った症状のことを指しますコレラや赤痢菌なども、食品を通して感染すれば食中毒と呼ぶことになります。


細菌が増殖する条件は栄養と水分と温度です。
人にとって栄養となる食品は、細菌にとっても同じです。食材の小さなカスや汚れが細菌の栄養分となるのです。食品に含まれる水分で細菌は増殖します。水分含量50%以下では発育しにくく、20%以下では発育できません。ほとんどの細菌は、10~60℃で増殖し、36℃前後で最もよく発育します。食中毒予防の三原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、殺す」です。
食中毒は簡単な予防方法をきちんと守れば予防できます。それでも、もし、お腹が痛くなったり、下痢をしたり、気持ちが悪くなったりしたら、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。
食中毒の予防
・生肉の汁や魚などの水分が、他の食材に付かないよう、ビニール袋に入れて持ち帰りましょう。
・生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な食品の購入は、買い物の一番最後に回し、低い温度を保てるよう早めに帰宅し、すぐ自宅の冷蔵・冷凍で保存しましょう。
・冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。めやすは、7割程度です。
・冷蔵庫は10度C以下、冷凍庫は、-15度C以下に保つことがおすすめです。細菌のほとんどは、10度Cで増殖がゆっくりとなり、-15度Cでは増殖が停止しています。しかし、細菌が死滅するわけではありません。
・冷凍食品は冷蔵庫の中や電子レンジを使い解凍しましょう。室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合があります。
・一度解凍した冷凍食品をもう一度冷凍し保存するのは止めましょう。冷凍や解凍を繰り返すと食中毒菌が増殖したりする場合もあります。解凍しらすぐに調理しましょう。
・食中毒菌は温度が75度Cで1分間以上加熱することで予防ができます。
・料理を室温で放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。必ず、冷蔵庫に入れましょう。例えば、O157は室温でも15~20分で2倍に増えます。
■腸管出血性大腸菌0-157とは
原因は牛の糞便によって汚染された食肉やその加工品・井戸水で、主に牛の腸管に生息します。5種類ある病原性大腸菌の一種で、とても強力な感染力を持っています。
潜伏期間2日~10日で感染患者のピーナッツ大の便中には、約1億個の菌が含まれるといわれています。
「ベロ毒素」という強力な毒素が大腸の血管壁を破壊し、鮮血混じりの血便が出ます。 症状は、発熱・激しい腹痛・水溶性の下痢・血便・吐き気・嘔吐など。初期症状が風邪と似ているため、気づきにくいこともあります。特に抵抗力の弱いお年寄りや子供が感染すると、合併症を起こし、時には死に至る場合もあるので、注意が必要です。
■黄色ブドウ球菌とは
原因は、おにぎり・弁当・サンドイッチ・ケーキなどの手作り食品。ほとんどの場合、調理する人の手から食品に菌が移り食品を汚染します。
潜伏場所は、人や動物の傷口(特に化膿しているもの)・のど・鼻腔内などに広い範囲に分布します。強い酸性やアルカリ性の中でも増殖することができます。潜伏期間30分~6時間で比較的短いです。
予防方法は、手荒れや傷(特に化膿しているもの)のある人は、食品や調理器具に直接触れないことです。(マスク・帽子・薄いゴム手袋などを着用して調理する)

 - 食生活

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