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女性に多い骨粗しょう症

骨粗鬆症は高齢化社会に向かう現代日本で早急に対策が必要な生活習慣病です。骨密度を保ち、骨粗鬆症を予防するためにはどうすればよいのでしょうか?


■骨粗しょう症とは
骨粗しょう症(骨粗鬆症)とは、骨密度が低下し、骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。誰しも年をとると、骨密度がある程度低下しますが、骨粗鬆症では異常に骨密度が低下します。
しかも、骨粗鬆症では骨折した骨が元に戻りにくくなります。そのため、骨粗鬆症の方が骨折してしまうと、そのまま寝たきりになってしまうなど、日常生活行動(ADL)の低下が大きな問題となります。 
現在、骨粗鬆症の患者さんは、女性が約800万人、男性が約200万人と推定され、骨粗鬆症は、高齢化社会に伴ない将来的にさらに増加していくと考えられています。
骨密度の低下は加齢によって避けられないものです。しかし、骨粗鬆症も生活習慣病の1つです。生活習慣を見直すことによって、骨粗鬆症を予防することは可能なのです。

■骨粗しょう症(骨粗鬆症)の原因と男女差
骨粗しょう症(骨粗鬆症)の原因として、骨代謝が加齢とともに減少することがあげれらますが、 その症状は男性に比べて女性のほうが顕著です。
その原因は、女性の場合、更年期になると閉経を迎え、ホルモンバランスが大きく変化することです。エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌が減少したことが原因で骨代謝が低下し、骨密度が男性以上に急激に低下します。その結果、骨粗しょう症になる人の割合が高くなります
そのため、女性が骨粗しょう症になることを予防するためには、若いうちからしっかり骨密度を高めるような生活習慣を送り、「骨の貯金」をしておくことが第一で、そして更年期にさしかかってからも、骨粗しょう症の原因に対して、対策と治療をしっかりと行うことで骨密度の減少を最小限に抑えることができるのです。

■骨粗しょう症の食事療法
骨粗しょう症を治療・予防するためには、もちろんカルシウムを充分摂取することは最低条件です。
通常、カルシウムは1日に600mgとれば良い、とされていますが、骨粗しょう症の治療・予防のためには、最低でも800mgとることが必要です。
高齢者の場合、800mg摂取することで、体内のカルシウム出納がマイナスにならないことが分かっています。
さらに、ビタミンDを摂取することでカルシウムの吸収効率がアップします。ビタミンDは日光に当ることで体内で合成されますが、骨粗鬆症の治療・予防のためには、ビタミンDを多く含む食品を食事のメニューに取り入れることを心がけましょう。
ビタミンDの多い食品は干ししいたけ、きくらげ、イワシ、ニシン、鮭、カレイなどです。

■骨粗しょう症の予防
骨粗しょう症(骨粗鬆症)予防にはカルシウムの摂取を増やすことが大切だといわれています。しかし、それだけでは必ずしも十分な骨粗鬆症予防にはなりません。
骨粗しょう症予防のためには「食べたカルシウムをしっかり骨に変える」ということも大きなポイントです。

■骨密度を高めるメカニズム
皮ふなどと同じように、実は骨にも新陳代謝があり、新しい骨細胞が古い骨細胞に絶えず入れ替わっています。
そこで骨密度を高めるメカニズムは次のようなことがあります。
・骨を形成する骨芽細胞が活性化する。
・骨を分解する破骨細胞が不活性になる。
・骨に流入する血液量が増加する(栄養素が多く供給される)。
・骨への機械的刺激による骨塩沈着が促進される。
・これらを促す最も良い方法の1つが運動です。

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