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RSウイルス感染症 乳児は重症化しやすいため注意が必要

RSウイルスとは、発熱、咳、鼻水などの風邪に似た症状から、細気管支炎や肺炎に至るまで症状は異なります。冬にピークをむかえ、大人から子供まで年齢に関係なく感染しますが、乳幼児が感染した場合は重症になるケースもあるため小さなお子さんをお持ちの方は、注意したい病気の一つです。


最初にRSウイルスが発見されたのは1956年に上気道炎症状を呈するチンパンジーからでした。その後 小児の呼吸疾患の原因が判明しました。

■RSウイルス感染症の症状
鼻水、せき、発熱などの風邪に似た症状が現れます。乳児の初感染は細気管支炎による喘鳴が特徴的です。喘鳴を伴う呼吸困難を呈するのが特徴でよく喘息と間違われます。乳幼児の最初の一年間で50~70%以上の新生児が罹患し中耳炎の合併症を起こし、3歳までにすべての小児が抗体を獲得するといわれています。年長児や成人における再感染は、重症となることはほとんどありません。

■RSウイルス感染症の感染経路
感染者の咳などで飛沫感染します。汚染された手で食べ物を触り口に運ぶことで感染します。4~7時間の間感染性持っています。そのため家庭内で感染を繰り返す傾向があります。
潜伏期間は2日~1週間程度です。潜伏期間は乳児の体調にもよるので人それぞれですが、初めて感染した際は1週間以上ウイルスが生きています。そのため周囲に感染が広まりやすく、RSウイルスと知らずに保育園や周囲で流行してしまう可能性が高い病気です。

■RSウイルス感染症の治療法
RSウイルスに感染した場合、残念ながら特効薬はありません。抗生物質は効きませんが
合併症の場合には使用します。その他では、咳、発熱、喘鳴、各々の効く薬が処方されます。脱水気味になると、喀痰(かくたん)が粘って吐き出すのが困難になるので、水分の補給に努めます。細菌感染の合併が疑われる場合は抗生剤を使用します。

■RSウイルス感染症の予防
家族全員で手洗いをしましょう。乳児がいる家庭では特に注意をして、飛まつ感染・接触感染を広げないようにしましょう。年長の小児は感染しても軽度な症状で済みますが、乳児は重症になるケースもあるので、年長の小児と乳児がいる家庭は、手洗いを徹底し外出時はマスクをするなどしましょう。RSウイルスは消毒薬に弱く、次亜塩素酸ナトリウム、消毒用アルコールが効果的です。

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