知っておきたい健康の知識

知っておきたい健康の知識や誰にでもすぐできる健康術を発信しています。

成人期の栄養管理

■成人期の栄養と健康管理
20歳前後から64歳までを成人期といいます。人生の中で最も充実した時期で、多くの人が仕事中心の生活を送ったり、結婚して子育てをしたりします。


しかし、この成人期は、ストレスや運動不足のほか、忙しさから生活が不規則になったり、外食や飲酒の機会が増えて栄養バランスが大きく崩れたりと、健康を妨げる要因が一気に増える時期でもあります。
過食やまとめ食い、運動不足による生活習慣病を招く原因となるので注意が必要です。成長のために栄養を摂っていた時期と違い、生活状況にあわせた栄養摂取を心がけ、この成人期にきちんとした食生活を送ることが、その後の人生を健康に過ごせるかどうかの重要なポイントとなります。
■成人期の栄養摂取問題点
成人期は睡眠不足や不規則な生活、身体的・精神的ストレスにさらされやすい時期です。
不規則な生活により、外食や飲酒、喫煙の機会も多く、結果的にバランスの悪い食生活を送ることになります。
特に成人期は消費エネルギーよりも摂取エネルギーの方が多く、これが肥満へとつながり、内臓脂肪の増加によるエネルギー代謝異常、高血圧、高脂血、高血糖や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因となるので注意が必要です。
摂取エネルギーを無理なく減らすには、脂質の多い食物を減らし、ビタミン・ミネラルの多い野菜をたっぷり摂り、お酒や煙草は控えめにするといった工夫が大切です。
■朝食抜きと痩せにくい体質
20歳~24歳の男性で2割弱、女性で4割弱が朝食を抜くという統計データがあります。朝食を抜くと昼や夜にまとめ食いをしやすくなります。それによって脂肪を溜めやすい体になってしまい、エネルギー代謝異常からくる冷え性やむくみの連鎖で更に脂肪が蓄積されるようになります。更に生活習慣病を引き起こす原因にもなります。接待や付き合いなどで不規則な生活になりがちな成人期なので改善するのは難しい部分もありますが、朝食にクッキーや牛乳など、なるべくなら炭水化物を含む食品を食べるように心がけてください。
■食習慣の改善
<脂質>
1日の消費エネルギーに対して20%~25%の脂質摂取が理想的です。しかし、外食などに頼る方が多いため25%をはるかに超える量を摂取してしまい、エネルギー過剰の状態が慢性化するために肥満の原因となっています。
脂質摂取の内容としては、悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸が多く、善玉コレステロールを増やす不飽和脂肪酸のなかでも多価不飽和脂肪酸の摂取機会が激減しています。脂質も体の機能を正常に保つ生理作用があるので、量よりも質を重んじ、植物、魚、動物の脂肪をバランスよく摂取する必要があります。
<炭水化物・糖質>
炭水化物(糖質)はエネルギー源(特に脳や神経)なので不足させてはいけませんが、過剰摂取は中性脂肪となり、肥満の原因となります。
1日の消費エネルギーに対して60%の割合で炭水化物を摂取することが理想的です。食物は菓子や果物よりも、糖質の消化吸収が緩やかな、デンプンが主成分のごはんや芋類の方が食べ過ぎを防止できます。
<たんぱく質>
たんぱく質摂取は、性別や生活習慣、妊婦・授乳婦など生活状態の変化で多少異なりますが、1日あたり男性が70g、女性が55gを目標に摂取することが推奨されます。
たんぱく質を構成するアミノ酸も食品によって種類が違うため肉類に偏らないように様々な食品から摂取するように心がける必要があります。因みに大豆たんぱく質にはコレステロール値を下げる働きがあるといわれています。

 - 生活習慣病, 食生活 , ,

  関連記事

no image
胃がんの原因 ピロリ菌に効く食べ物は

日本人に多いとされる胃がんの原因として注目されているのが「ピロリ菌」です。 1人でも多くの人がこの菌の存在を知り、また除菌することで胃がんの発症率が抑えられるのです。大切な自分や家族の体のことを考えるためにも、ピロリ菌について考えてみましょ …

no image
栄養たっぷりなパインは夏バテに効くフルーツ

猛暑が続くと多くの人が悩まされる夏バテ。体がだるくなったり、食欲がなくなり、栄養が偏ってしまっていませんか。そんな夏バテに悩まされている人に、お勧めしたいフルーツがあります。

no image
ストレスと関わりが深い睡眠障害

現代では子供から大人まで幅広い年齢層でストレスが問題視されています。そのストレスが影響し睡眠の悩みを抱えている人が増加しています。中には自らが睡眠障害であることに気づいていない人も多いのです。

no image
余分な脂肪にはしょうがの辛味成分

ショウガは、日本でも古くから食卓に欠かせない存在でしたしまれ、体を芯から温めると健康素材としても重宝されてきました。

no image
高脂血症は遺伝する

高脂血症は血液の中性脂肪やコレステロール値が高い「ドロドロの血」のことです。 高脂血症になると動脈硬化を併発しやすくなります。

no image
酵素で病気予防

糖尿病、高血圧など生活習慣病は私達の身体にとってとても重大な病気の一つだと思います。生活習慣病を発症させることにより、動脈硬化を誘発します。

no image
痛風は男性だけじゃなく女性も注意

痛風は食事の欧米化に伴って増加してきました。現在、痛風患者数は約50万人と言われています。 痛風は圧倒的に男性に多いのが特徴ですが、近年は発症年齢の若齢化や、女性の痛風患者数も徐々に増えています。

no image
春キャベツには栄養が盛りだくさん

キャベツは1年中収穫される野菜。品種により、種まきの時期が異なり、また全国のどこかで収穫できるので、年中スーパーに並ぶことができるのです。

no image
消化を助ける食べ物は

ジアスターゼとは、でんぷんの分解を促進する消化酵素のことです。 アミラーゼとも呼ばれます。

no image
動脈硬化の恐ろしさ

動脈硬化は動脈の柔軟性がなくなり、血管が詰まりやすくなります。 心筋梗塞や脳梗塞などの重大な生活習慣病の大きな危険因子の一つが、この動脈硬化です。