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うつ病はくすりの服用がポイント

★うつ病の症状
うつ病は、食欲不振や不眠などからだの症状と一緒に、こころにも症状があらわれます。


「憂うつ感」と、「興味・関心の低下」がうつ病の2大精神症状といわれています。さらに症状が進むと、「自責感」や「無価値観」があらわれ、会社でミスばかりする自分はつまらない人間だとか、家事も出来ずに家族に申し訳ないなど自分を責めたりしとても辛い思いをするようになります。しばしば朝方調子が悪く、夕方には元気がでてくるという日内変動を示すことがあります。
また、うつ病には周期性変動のあることが知られており、1年~数年の周期で反復したり、季節的に春と秋に悪くなるケースが多いとされています。
また、明らかな「躁」と「うつ」の周期を繰り返すものは「躁うつ病」と呼ばれています。有病率は人口の3~5%といわれています。したがって、決してめずらしい病気ではありません。むしろ、よくある病気と考えたほうがよいでしょう。
★うつ病の治療
初診に適した科は精神科・心療内科です。うつ症状が軽く身体症状が強いために、患者さんは一般の臨床科を訪れることになります。しかし、そこでいろいろな検査をして「異常なし」ですまされてしまうことが多いので、うつ病が見逃されてしまうことが少なくありません。
うつ病でやる気が出ないなどの状態が続いているのは、あなたのこころが弱いからでも、甘えているわけでもありません。
ストレスなどによって、セロトニンやノルアドレナリンなどの脳内の神経伝達物質の働きが悪くなり、それによってうつ病が起こるといわれています。セロトニンとノルアドレナリンは脳の中で、意欲や活力などを伝達する働きをしているため、この働きが悪くなると憂うつ感などを引き起こしてうつ病の症状があらわれるようになります。
そのため、治療でこの脳内神経伝達物質のバランスの乱れを修正することで、うつ病を改善できるのです。うつ病の治療は、抗うつ薬を中心とした薬物療法が主体ですが、何よりも信頼できる医師にかかることが大切です。診察所見、病気の程度、治療方針や薬の作用、副作用についても納得いくようによく説明してくれる医師を紹介してもらうとよいでしょう。
うつ病は心身の疲労状態ですから、休養をとることも大切です。仕事のペースを落としたり、しばらく休暇をとったり、場合によっては入院したりすることも必要です。治るまでにある程度の時間はかかりますが、うつ病は早期発見と適切な治療を受ければ治る病気です。うつ病が「病気」であることを理解して、焦らずじっくり治療に取り組むことが大切です。
【受診】 簡単な質問や検査を受けます。
生活指導:十分に休養をとることが 大切です。
服薬:抗うつ剤など、あなたに合った くすりが出されます。
【治療開始】 くすりは1~2週間※で効いてきます。
その後は、症状及び副作用をみながらくすりの量を調整します。
【治療の継続】 症状がよくなっても、安定した状態を維持するために、くすりの服用を続けます。(3~6か月目※) その後は経過によって、そのまま量を維持したり、減らしたりします。(6~12か月目※)
【治癒・回復】 くすりを飲まなくても、こころと体が 元気を取り戻します。マイペースを心がけ、休養をとるようにします。
★生活の中で気をつける事
うつ病になりやすい性格としては、仕事熱心、こり性、生真面目、几帳面、正義感・責任感が強いなどの特徴があります。「No」といえないので何でも引き受けてしまい、無理を重ねた後に仕事がこなせないと「自分の責任だ」と思い込んでうつ状態になってしまうというわけです。ちゃらんぽらんだとうつにはなりません。

 - ストレス・こころの病・鬱 ,

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