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虫歯は口移しでうつる!!

口の中には菌がいっぱい!
赤ちゃんが生まれるその瞬間から多くの細菌との共生が始まります。人の口の中には約300~400種の細菌が住んでいると言われ、これらの働きにより口の中の健康が維持されたり、病気が引き起こされたりするのです。


但し、病原性を持っているものは少数派です。これらの細菌は歯や歯茎の表面・歯と歯茎の境目のごく狭いすき間・唾液・粘膜・舌の上・扁桃等をすみかにしています。
★虫歯の原因は?
虫歯の原因はこれだ、という決定的なものはありません。多くの要因が複雑に絡み合って起こり、主に以下の3つがあります。
・口の中の細菌の要素
・食事の要素
・歯や唾液の要素
これら3つが重なると虫歯ができると言われています。1つや2つだけの要素があっても、虫歯はできないのです。
★虫歯は口移しでうつる
歯の生えていない赤ちゃんにはもちろん虫歯はありません。ですが、歯が生え始めて離乳食もスタートし、口移して物をたべさせたりすると虫歯までうつしてしまいます。
虫歯の原因になるのは虫歯菌です。口移しや同じ箸やスプーンで食べ物を与えたり、スキンシップによるキスなどから虫歯菌が子供にうつってしまいます。これはしっかりとしたデータがあります。母子の虫歯菌の量の一致、母子の虫歯菌の種類と遺伝子が合致する、虫歯菌の血清型などのパターンが同じ、等が挙げられます。
こういうことから、母親が虫歯予防を心がけて虫歯菌を減らすことで、子供の虫歯予防にもなるということになるのです。もちろん日々のケアも大切です。小さい頃から歯磨きの習慣をつけ、自分で磨きたいといっても、最後の仕上げ磨きは大人の人が行うようにしましょう。生まれたての赤ちゃんのクリの中には虫歯菌はいないのです。大人が可愛がるあまり、子供を虫歯にしてしまうと言ってもいいかもしれません。
★キシリトールの効果
キシリトールガムだけでは、虫歯は予防できません。
キシリトールが最近、話題になっています。これは自然界の植物に広く存在する糖アルコールの1種です。これは細菌によって酸やグルカンが作られません。キシリトールだけでなく、糖アルコール類全般・パラチノース・合成甘味料も同様の働きがありますが、特にキシリトールはミュータンス菌の歯の面への付着を阻止したり、数を減少させることができるため虫歯の予防に効果的です。
但し、キシリトール入りガムをかんでいるだけで虫歯にならないという訳ではありません。予防方法の一つと考えると良いでしょう。市販のガムにもキシリトール入りと表示してありますが、含有量は製品によってまちまちです。多くても50%程度ですから、信用し過ぎるのは危険ですよ。
★フッ素で虫歯予防
フッ素は歯の質を硬くする働きがあり、歯が生えて間もない時期に使うと、虫歯になりにくい強い歯を作ることができます。
また、無機成分が歯の表面から溶け出した状態(歯の表面がスカスカな状態)を元の状態に戻す(硬くする)作用もあり、子供だけでなく大人の歯にも薦められます。市販の歯磨き剤にも添加されていることも多く、成分表示に「フッ化ナトリウム・NaF・モノフルオロリン酸ナトリウム」等の言葉があります。
それ以外のフッ素の使用は歯科医院で処方された方法で行います。虫歯になりやすい人は、積極的に使用する必要があります。
定期的に歯医者に通い、歯垢や歯石を取ることが理想的です。虫歯の早期発見・早期治療にもつながります。
歯垢(プラーク)はうがいでは除去できません。歯ブラシでの適切なブラッシングにより初めて除去できるのです。
力を入れてゴシゴシ擦って効果が高くなる訳ではなく、かえって歯や歯ぐきを痛めてしまい、歯の寿命を短くしてしまいます。
口の中の状態は、みんな違います。あなたに合った歯ブラシや清掃道具・使い方は虫歯の危険度に合わせて歯科医師・歯科衛生士から指導をしてもらいましょう。
★虫歯になりやすいひと
1. 歯の質が弱い人
2. 歯の形、歯並びが歯垢のつきやすい状態になっている人
3. 細菌(ミュータンス菌)のもともと多い人
数が多い方が虫歯になりやすく、少ないと虫歯になりにくいと言えます。母親のミュータンス菌の数が多いと子供への感染が起こりやすいです。そして、いったん住み着いてしまったミュータンス菌は、歯医者さんでも口の中から除去することは困難です。ミュータンス菌や乳酸桿菌の数は、唾液を採取して2~4日間培養して測定します。
4. 薬やその他身体的な理由で唾液が少ない人
内科・整形外科・精神科等長期にわたって通院し、薬を1~数種類服用していると、その薬の副作用で唾液の分泌量が抑えられることがよくあります。慢性的な病気やいつも飲んでいる薬があれば、歯科医院でも関係ないと思わずに伝えてください。また、頭・頚部の放射線治療を受けた人も、唾液の分泌が抑えられることがよくあります。
★神経をとった歯
虫歯が進行し、中心にある神経まで病変に侵されると、神経を取ってしまわなければなりません。死んでしまった歯は、枯木になったのと同じ状態ですから全体の色調が変わってきます。虫歯だけでなく、打撲等によっても自然に神経が死んでしまうことがあります。痛みはほとんど感じないまま、歯全体の色が透明度を失って変色してきます。神経のない歯にとっては、削って被せるというのが最も一般的な処置法ですが、漂白という方法もあります。

 - 歯・口 ,

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